米海軍作戦部長が再び訪中、前回は遼寧艦を視察

米海軍作戦部長が再び訪中、前回は遼寧艦を視察。米海軍のリチャードソン作戦部長は13日、就任後で2回目の訪中を開始した。今年初めて訪中する米軍高官であるリチャードソン氏は今回、今年度の中米ハイレベル相互交流の幕を開いた…

タグ:米海軍 高官 作戦 艦隊

発信時間:2019-01-15 15:14:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米海軍のリチャードソン作戦部長は13日、就任後で2回目の訪中を開始した。今年初めて訪中する米軍高官であるリチャードソン氏は今回、今年度の中米ハイレベル相互交流の幕を開いた。


 AP通信はリチャードソン氏の今回の訪中について「緊張情勢がエスカレートするなか、米海軍高官が訪中」と伝えている。いわゆる「緊張情勢」とは、まず南中国海問題のことだ。ブルームバーグは中米緊張情勢について、「先ほど米軍艦が西沙諸島で航行の自由作戦を実施した。中国側は米国側に、このような挑発行為を停止するよう促した」と具体的に伝えている。報道によると、リチャードソン氏は中央軍事委員会及び中国海軍司令官の沈金竜氏と会談する。


 中国国防部は1カ月前に、リチャードソン氏の訪中について発表していた。中国国防部の呉謙報道官は昨年12月27日の記者会見で、「双方は両軍及び両国海軍の戦略的意思疎通、海上安全リスクの効果的なコントロールの強化は中米の共通の利益に合致し、両国・両軍関係の健全で安定的な発展に資すると判断した」と表明した。米軍側の公式声明によると、リチャードソン氏は定期的な意見交換は非常に重要であり、特に摩擦が生じている時期であればリスクを減らし誤解を回避できると述べた。また「誠意ある率直な対話は双方の関係を改善し、共通の利益が存在する分野の模索を促す」と話した。


 海軍研究院の張軍社研究員は9日、国務院新聞弁公室の記者会見にて、次のように述べた。2017年から現在まで、米軍は南中国海における中国の島礁の周辺海域に10回進入し、いわゆる「航行の自由作戦」を実施している。中国の軍艦はこの活動に対して、国際法と関連規定に基づき追跡・監視・駆逐しなければならない。そのため両国の軍艦が近距離で接触することになり、誤解と判断ミス、さらには衝突が生じやすい。両国海軍の高官の一対一の意思疎通により、誠意ある率直な対話が可能だ。具体的な問題を取り上げ、リスクを軽減できる。


 リチャードソン氏は就任後、2度目の訪中となる。2016年7月の初の訪中では、北海艦隊の駐留地である青島を訪問し、潜艇学院と中国初の空母・遼寧艦を視察していた。リチャードソン氏は今回3大艦隊の駐留地を訪問せず、北京の他に南京を訪れる。台湾「中央社」はこれについて、「東部戦区機関駐留地の南京が、米国側の今回の訪問の重点だ。これは米軍が解放軍合同作戦の指揮レベルの設計と能力に注目しているからだ」と推測した。


 今年4月23日は中国海軍創設70周年記念日だ。日本メディアは、中国海軍が青島で国際観艦式を開くと伝えた。中米海軍首脳会談は本件について検討する可能性が高く、米国側が艦艇を派遣するか注目すべきだ。


  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月15日

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