「世界平和を維持する中国の軍隊」展が現地時間11日、ニューヨークの国連本部で開幕した。真実を感じられる多数の写真、説明、映像によって、世界平和を維持する中国軍の感動的なストーリーを生き生きと語り、中国軍人の平和への熱愛と責任感をありのままに記録し、中国軍の世界への誠意と善意を反映している。(文:王新俊・軍事科学院戦争研究院戦略研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
現在、世界の安全保障情勢は深く複雑な変化に直面し、世界平和は厳しい試練を受けている。ポピュリズムと極端な保守勢力が覇権主義と強権政治へと突き進み、世界各地に新たな緊張と動揺をもたらしている。米国はイラン核合意離脱によって中東情勢に再び波瀾を起こし、最近も中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱手続きの開始を宣言したうえ、ベネズエラの政局に武力干渉すると公然と言い放つなどしている。平和を呼びかけ、切望する声が世界各国で高まっている。
中国共産党の第18回党大会以来、中国は自らの合法的権益の断固たる維持を地域及び世界の平和・安定の維持と緊密に結びつけ、中華民族の偉大な復興を人類運命共同体の構築推進と緊密に結びつけるべく尽力してきた。中国軍は実際の行動によって、習近平国家主席の新型の国際関係と人類運命共同体の構築推進、「一帯一路」建設の推進に関するイニシアティブ、及び「共通の、総合的、協調的、持続可能な新安全保障観」の確立という提案に積極的に呼応し、独立自主の平和外交政策及び防御的国防政策の指導の下、世界平和の維持にさらに多くの公共財を提供してきた。