中国軍は国連主導の国際平和維持活動(PKO)に積極的に参加している。現時点で中国は国連安保理の5つの常任理事国の中で平和維持軍事要員を最も多く派遣しており、PKO予算の分担額でも2位だ。1990年4月に初めて国連停戦監視機構に軍事監視要員5人を派遣して以来、中国軍は平和維持要員の無から有へ、兵力規模の小から大へ、部隊種別の単一から多様への歴史的飛躍を実現した。中国はすでに平和維持軍事要員を延べ3万7000人余り派遣し、道路1万6000キロメートル余りを修復し、地雷及び各種不発弾等9800発余りを除去した。延べ20万人以上の患者を診察した。各種物資・器財135万トンを輸送し、輸送総距離は1300万キロメートルに達した。現時点で中国軍は計2500人余りの将兵が国連の7つのミッション地域及び国連平和維持活動局でPKO任務を遂行している。PKO任務遂行中に命を落とした軍人は17人に上る。PKOを支える中国の役割は世界が一致して認め、積極的に評価している。
中国軍は国際戦略航路の護衛や人道救援活動を積極的に担っている。2008年12月の第1次護衛艦隊から現在の第31次護衛艦隊までに、中国海軍は艦艇延べ100隻、ヘリコプター延べ67機、将兵延べ2万6000人余りを派遣して護衛任務を遂行し、計1198回の護衛活動で各国の船舶計6600隻余りを護衛し、危険に遭遇した船舶70隻余りを救助・護送するなどした。2014年3月、中国の護衛艦隊は3500カイリ余りを航行して、マレーシア航空370便の合同捜索に参加した。2015年春、中国の護衛艦隊は戦火の飛び交うイエメンへ向かい、中国同胞683人と15カ国の国民279人を無事避難させた。中国海軍護衛艦隊は過去10年間、人道的国際救援活動の1つ1つを成し遂げてきた。
中国軍は各国の人々に貢献する方法を常に探っている。中国海軍の病院船「平和の方舟」は就役から10年で7回出国し、累計23万カイリ余りを航行し、アジア、アフリカ、中南米43カ国を友好訪問し、23万人に医療サービスを提供してきた。中国―ラオス間の「平和の列車」も各国の人々に貢献する新たな方法を探っている。
中国の軍人は平和を愛する世界の軍と共に、人類の平和事業のために一層貢献することを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年2月13日