第13期全国人民代表大会第2回会議は8日午前10時、メディアセンターのプレスホールで記者会見を開き、王毅国務委員兼外交部長が「中国の外交政策と対外関係」について国内外の記者の質問に答えた。
香港鳳凰衛視記者:
孟晚舟氏の件が注目されているが、本件には昨日、新たな進展があった。カナダの裁判所は引き渡しを延期し、ファーウェイは米国政府を提訴した。本件について、米国が中国のハイテク企業に政治的圧力をかけているという見方が有力だが、これについてどのように考えているか。
王毅氏:
客観的かつ公正な立場を持っていれば、最近の中国の特定の企業及び個人に対する行為は単純な司法事件などではなく、意図的な政治的圧力であることが分かるはずだ。これについて我々はすべての必要な措置を講じており、これを講じ続けることで、中国企業および公民の正当かつ合法的な権益を断固守っていく。これは中国政府の辞退できない職責だ。同時に我々は関連企業及び個人が法律の武器を使い自身の権益を守り、「沈黙する羊」にならないことを支持する。
公道は自ずから人心に在り、正義は最後に必ず訪れる。我々が今日守るのは一企業の権益ではなく、一国および民族が正当に発展する権利、自国の科学技術発展水準を高めようとする世界のすべての国が持つべき権利だ。我々は各国がルールを守り偏見を捨て、各国の企業のため公平な競争が展開される市場環境を共に構築し、各国の人々に安全で信頼できる取引の環境を共に提供することを願う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月1日