中国外交部の陸慷報道官は12日の定例記者会見で、「近頃、各国で中国の科学技術企業の5G建設参与に公正的な態度を示す人が増えている。米国はこれに関して不安に感じるべきではない」と述べた。
記者の「報道によると、米国のグレネル在ドイツ大使はドイツ財務相に、ドイツ側が華為またはその他の中国設備供給業者のドイツ5Gネットワーク建設への参与を許可した場合、米国は米独情報共有を現在の水準に維持できないとする手紙を送った。これについての中国側の考えを聞かせてほしい」という質問に対し、陸慷報道官は以下のように述べた。
グレネル大使は就任して1年足らずで何度もドイツの自動車企業、イランと経済貿易提携を続けるドイツ企業、「ノルド・ストリーム2」プロジェクトに参与するドイツ企業に対して公的に制裁して威嚇し、ドイツ社会で関心を集めている。今回、彼はドイツの5Gネットワーク建設にも口出しした。米国側の一部の人は、他国が意欲的に自身の正当な発展の権利を犠牲にし、米国の私利または政治的目論見に迎合することを望んではならない。
ドイツ財務省報道官のこの件に関するコメントに注目してもらいたい。彼は、米国側からの配慮は新鮮なことではなく、ドイツ政府はドイツ及び盟友の安全に危害が及ぶいかなる証拠も供給業者の活動も目にしていないと述べた。実は近年、各国で中国の科学技術企業の5G建設参与に公正的な態度を示す人が増えている。米国はこれに関して不安に感じるべきではなく、認めるべきである。各国は自身の正当な利益を守る必要があり、ほとんどの国が政策を独自で決定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月13日