青島の観艦式、細部と見どころを総まとめ

青島の観艦式、細部と見どころを総まとめ。

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発信時間:2019-04-24 14:51:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 人民海軍設立70周年記念観艦式が23日午後、青島市付近の海域で実施された。今回の観艦式が中国海軍のどの程度の実力と新たな進展を示すかは、中国の発展に関心を寄せる人々が最も注目する話題になった。「人民日報海外版微信公式アカウント侠客島」が伝えた。


 中国海軍の70年の歳月を振り返り、早期の蕭勁光海軍司令による「漁船を借りて視察に行くか」という言葉を思い出してから、6群・32隻の艦艇と10の空中編隊の39機の軍機が参加した今日の観艦式、それから近年次々と就役している軍艦を見ると、まさに感慨ひとしおだ。


 空母


 まずは今回の観艦式で満を持して登場した空母「遼寧艦」を見ていこう。


 中国海軍初の空母である遼寧艦は、中国人の空母の夢を託されている。中国海軍の発展の歴史において、確かな地位を占めている。しかし民間では常に、遼寧艦は訓練艦なのか、それとも戦闘艦なのかと疑問視されている。


 中国海軍の艦艇のペナントナンバーの法則によると、2桁台は一般的に訓練艦などの非戦闘艦艇に用いられる。遼寧艦は「16」で、当初は確かに訓練艦として中国海軍に加入した。


 しかし数日前、つまり21日のCCTVのニュースにおいて、インタビューを受けた遼寧艦の陸強強副艦長は、遼寧艦は「訓練艦・試験艦から戦える艦艇に変化しつつある」と述べた。この発言は長期的な疑問に終止符を打った。遼寧艦は「戦う艦艇」になろうとしている。


 今回の観艦式前に、遼寧艦の大規模な現代化改造が行われた。主にこれまでの航行及び訓練で不具合が見つかった設備・施設の改造で、艦橋設備の調整、動力・電力などのシステムのさらなる改善などが行われた。


 これらの改造は、遼寧艦がこれまでの各種訓練で積み重ねた経験だ。遼寧艦は訓練艦・試験艦から戦闘艦に変化しているが、これは中国海軍が整った空母戦術体系をほぼ構築したことを意味する。未来の中国海軍の作戦の軸は、空母打撃群の方向に転じる。


 大型駆逐艦


 もう一つの大きな見どころは、国産新型1万トン級駆逐艦の「南昌艦」だろう。


 南昌艦は世界最先端水準の大型水上作戦艦艇と言っても過言ではない。高い情報化水準、ステルス性能を持ち、中国海軍で初めてプラットフォーム及び設計理念で世界先端に達し、さらには一部でトップ水準に達する艦艇でもある。


 原潜


 本日の人民日報の報道によると、観艦式で初めに登場したのは潜水艦群の8隻だ。1隻目は戦略ミサイル原潜「長征10号」だ。


 「長征10号」(ペナントナンバーは「412」)は新型戦略原潜で、中国で建造された排水量が最大の潜水艦でもある。


 資料によると、今回の8隻には長征10号を含む長征シリーズ原潜が4隻、長城シリーズ通常動力潜水艦4隻が含まれる。中国海軍の力強い水中戦闘力を示した。


 揚陸艦


 観艦式の「新メンバー」のうち、「五指山艦」にも要注目だ。


 この国産ドック型揚陸艦の新メンバーは、観艦式で初めて全国民の前に姿を現した。「沂蒙山艦」「徂徠山艦」「五台山艦」と共に揚陸艦群を組んだ。中国海軍の近年の上陸作戦能力の長期的な進歩を示した。


 進攻型兵種である海軍陸戦隊は、上陸作戦や島礁攻防といった従来の作戦任務の他に、海賊対策、テロ対策、その他の船舶の安全保障などの新たな作戦任務を担っている。上陸作戦能力の強化は、中国の国防の実需だ。


 五指山艦を始めとする国産新型ドック型揚陸艦は今回の観艦式で、遼寧艦を除く最大の艦艇となった。彼らの登場により、中国海軍の揚陸艦の全体的な実力に質の向上があった。より多くのドック型揚陸艦の就役に伴い、中国海軍は世界のどの国もあなどれない上陸作戦勢力を持つようになる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月24日

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