モスクワで「2019中露グローバルガバナンス円卓フォーラム」開催

モスクワで「2019中露グローバルガバナンス円卓フォーラム」開催。

タグ:グローバルガバナンス

発信時間:2019-06-09 08:58:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 2019中露グローバルガバナンス円卓フォーラムが6月5日、ロシアのモスクワで開かれた。同フォーラムは、中国国務院報道弁公室の指導の下、中国外文局、ロシア中国友好協会が主催し、当代中国・世界研究院、人民画報社、華東師範大学ロシア研究センター、バルダイ国際討論クラブ、ロシア科学アカデミー極東研究所、ロシア科学アカデミー欧州研究所などが共催した。

 今回の同フォーラムのテーマは、「グローバルガバナンスの変革と中露の全面的な戦略的協力」。中国共産党中央宣伝部常務副部長で国家ハイレベルシンクタンク理事会理事長の王暁暉氏と党中央対外連絡部元副部長、中国人民平和・軍縮協会副会長の周力氏、ロシア中国友好協会第一副主席でロシア科学アカデミー極東研究所所長のセルゲイ・ルジャニン氏、ロシア科学アカデミー極東研究所副所長で露中関係研究・予測センター主任のセルゲイ・ウヤナエフ氏などが、このテーマをめぐって基調演説を行った。

フォーラムで演説する中国共産党中央宣伝部常務副部長、国家ハイレベルシンクタンク理事会理事長の王暁暉氏(中央)

  

 王氏は次のように述べた。国交を樹立して70年来、中国とロシアは波風にさらされながらも、手を携えて前を向いて歩んできた。とりわけ近年、習近平主席とプーチン大統領による後押しの下、両国関係はこれまでで最も良い時期に入っている。未来を展望する時に、中露は両国関係の発展と国際情勢の変化に着目し、戦略的な相互信頼を深め、引き続き協力を拡大し、全面的な戦略的協力パートナーシップを新たな段階へと押し上げ、人類運命共同体の構築に貢献していかなければならない。両国のシンクタンクは、中国とロシアの発展、新時代における中露関係の重要な理論と実践をめぐって、先見的・戦略的・政策的な研究を行わなければならない。また、新時代の中露関係を推し進めるためにより多くの共通認識を達成し、子々孫々の友好のためにより確固とした民意の土台を築き、グローバルガバナンス体制の変革のために知恵と力で貢献していかなければならない。 

 また、ルジャニン氏は次のように語った。新時代において、中露両国は「一帯一路」とユーロシア経済連合の全面的な連携を重点的に推進し、開放型の世界経済をともに維持し、上海協力機構、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの振興5カ国)など多国間メカニズムの枠組みで戦略的協力を強化すべきだ。



フォーラムで演説するロシア中国友好協会第一副主席、ロシア科学アカデミー極東研究所所長のセルゲイ・ルジャニン氏

  

 討論では、中国とロシアの著名な専門家や学者30人余りが、「多国間主義とグローバルガバナンス――知恵とプランで貢献」と「人的・文化的交流と文明の学び合い――全面協力で推進」という二つの議題をめぐり、実質的で実りある対話と検討を行った。

 またフォーラム開催を前に、人民画報社は「レンズが捉えた中露国交樹立70周年」写真展を行った。同写真展は、1949年の中露国交樹立から今日までの、両国のメディア協力や人的・文化的交流、経済貿易交流などにおける傑作写真を展示。両国民が互いに知り合ってから理解し合うまでの70年間の過程を、生き生きと紹介している。

「レンズが捉えた中露国交樹立70周年」写真展を見学する王暁暉氏

 

 同フォーラムには、中露両国の政治分野やシンクタンク、メディアなどから150人近くがゲストとして出席した。


 人民中国 2019年6月9日


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