英外相の香港関連発言を外交部が批判「植民地の幻影に浸っている」

英外相の香港関連発言を外交部が批判「植民地の幻影に浸っている」。外交部(外務省)の耿爽報道官は3日の定例記者会見で、ハント英外相の香港に関する発言について「香港の問題は完全に中国の内政だ。英側が香港の問題に粗暴に干渉しないことを望む」と述べた…

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発信時間:2019-07-04 16:20:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

外交部(外務省)の耿爽報道官は3日の定例記者会見で、ハント英外相の香港に関する発言について「香港の問題は完全に中国の内政だ。英側が香港の問題に粗暴に干渉しないことを望む」と述べた。


【記者】ハント英外相は2日のインタビューで「『中英共同声明』には依然法的拘束力があり、履行されなければ深刻な結果をもたらす」と述べた。さらに「英側が香港市民のために勝ち取った自由を彼らが守ることを支持する。全ての国が国際的義務を履行することを望む。香港特区政府は抗議中の破壊行為を鎮圧の口実にしてはならない」とも表明した。これについてコメントは。


【耿報道官】私はすでに二日続けてハント氏の香港に関する発言について質問に答えており、中国側の強い不満と断固たる反対を表明した。だが彼はまだ昔日の英国植民地主義者の幻影にひたり、他国の問題に上から目線であれこれ口出しする悪習に頑なに執着しているようで、依然として悔い改めることを知らず、口から出任せを言い続けている。

第1に、「中英共同声明」に関してだが、次の点を再度強調しておく必要がある。香港の祖国復帰に従い、「声明」の定めた英側と関係する権利及び義務はすでに全て履行が終わった。1997年7月1日に中国は香港に対する主権行使を回復し、中国政府は憲法と基本法に基づき香港に対する統治を実行した。英側は復帰後の香港に対して主権も施政権も監督権もなく、いかなるいわゆる「責任」も全く存在しない。


第2に、いわゆる「香港市民の自由は英側が勝ち取ったものだ」とは、全くもって厚顔無恥だ。英国による香港植民統治期には、香港に民主主義と言えるようなものは全くなく、香港の人々は街に出てデモをする権利すらなかったのだ。まさに香港復帰後、中国政府が憲法と基本法に基づき「一国二制度」「香港人による香港統治」「高度の自治」という方針をしっかりと貫徹し実行に移して、かつてない民主的権利と自由の享受を香港市民に保障したのだ。


第3に、7月1日に香港特区で起きた立法会への暴力的突入事件は、法治を踏みにじり、社会秩序を脅かす重大な違法行為だ。ハント氏が事実を顧みず、あろうことか特区政府が「鎮圧」と言うのは、全くもって白を黒と言うものだ。ハント氏に聞いてみたい。もし英国議会が包囲攻撃を受け、乱入され、破壊されたら、英政府はこれを放任し、座視するのか?これがハント氏の言う民主主義であるのなら、彼は英国議会を厳しく守る警察は撤退し、年中議会前にいるデモ参加者達を議会に入れるべきだと考えるのか?2011年8月にロンドンで起きた騒乱事件での英警察当局の対処は鎮圧だと考えるのか?

最後に、香港は中華人民共和国の特別行政区であり、香港の問題は完全に中国の内政であり、いかなる外国政府、組織または個人による粗暴な干渉も決して許さないという事を強調しておく必要がある。われわれは英側、特にハント氏が香港の問題に粗暴に干渉しないことを望む。これは徒労に終わる運命にある。(編集NA)


「人民網日本語版」2019年7月4日

 

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