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中米人文交流を阻害、中国が米国に是正を要請。
タグ：中米人文交流 呉息鳳 辞職 MDアンダーソンがんセンター
米国の一部の人物と機関が米国滞在中の中国人学生・学者・科学技術者及び中国系科学者に対して謂れなき批判と嫌がらせを行っていることについて、中国外交部の耿爽報道官は8日「中米人文交流は両国の根本的な利益に合致する。人文交流の規制により中国の発展をけん制しようとすることは荒唐無稽だ。米国側が両国人文交流に規制・圧力をかける間違ったやり方を停止することを願う」と述べた。
同日の定例記者会見で、記者からは「米国の主流メディアはこのほど、米国立衛生研究所と連邦捜査局が、MDアンダーソンがんセンターの中国系終身教授の呉息鳳氏に辞職を迫ったと報じた。米国側のやり方は、中米人文交流及び科学技術協力を阻害するものであり、米国自身の利益が損なわれると指摘されている。中国側は本件についてどのように論評するか」という質問があった。耿氏は次のように答えた。
米国の一部の人物と機関は近年、中国の発展を抑圧するゼロサム思考と腹黒い目的を持ち、「スパイ活動」に従事といった馬鹿げた口実をこしらえ、米国滞在中の中国人学生・学者・科学技術者及び中国系科学者に対して謂れなき批判と嫌がらせを行っている。多くの冤罪事件を作り、両国の人文交流と科学技術協力を強く妨害している。米国の多くの大学、シンクタンク、各界関係者が、米国の間違ったやり方を疑問視し、批判している。米主流メディアも上述した報道の中で、米国側の関連する行動は事実の根拠がまったくない差別の道を進む危険な措置で、最終的に米国自身の利益とイメージを損ねると指摘した。
21世紀の今日において、国際協力は科学技術発展の必然的な需要であり、人文交流は阻止できない時代の流れだ。中米人文交流は両国民の相互理解・認識を深め、中米関係の安定的な発展を促進する重大な意義を持ち、両国の根本的な利益に合致する。人文交流の規制により中国の発展をけん制するのは荒唐無稽であり、自分の首を絞めるだけだ。
習近平国家主席は先ほどトランプ大統領と大阪で会談した際に、両国の人文交流について再言及し、米国側は中国人留学生を公平に扱い、両国民の正常な交流を保障するべきと強調した。トランプ大統領は積極的な姿勢を示し、中国人の米国留学を常に歓迎していると表明した。両国首脳が形成した重要な共通認識は、中米人文分野の交流と協力を掘り下げる方向を示した。
米国側が中国の発展と中米関係を正確に見据え、両国の人文交流を抑制する間違ったやり方を停止することを願う。中国側と共に向き合い、両国首脳の重要な共通認識を真剣に履行し、両国人文分野の交流と協力を維持・強化することを願う。協調・協力・安定を基調とする中米関係を共に促進するため、民意と社会の堅固な基盤を築くことを願う。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年7月9日
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