米通商代表部(USTR)が約3000億ドル分の中国製品に10%の追加関税を導入すると発表すると、中国側は15日に必要な対策を講じると表明した。
これは中国側にとってやむなきことだ。米国側のこの措置はアルゼンチンと大阪における両国首脳会談の共通認識に大きく背く。この2つの共通認識に基づき、中米双方は協議により問題を解決しなければならない。ところが米国側は再び関税の棍棒を掲げ、問題解決の正しい軌道から外れた。米国側は最近、一部の中国製品への追加関税を先送りすると表明したが、関税を取り消さなければ中国側の利益を損ねることになる。中国側が対策を講じるとしたことは完全に正当だ。
貿易戦争に勝者はなく、経済貿易摩擦のエスカレートは中米双方及び世界にとって不利だ。中国側は協力による問題解決を願っている。しかし協力にも原則があり、協議にも譲れないラインがある。重大な原則に関わる問題で、中国側は決して譲歩しない。貿易戦争について、中国側は戦いを望まないが、戦いを恐れず、必要であればやむなく戦う。この態度は終始変わらない。協議するならば扉は開かれており、戦うならば最後まで付き合う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月16日