香港警察は26日午前1時30分に記者会見を開き、香港の複数の警官が25日に沙咀道でデモ隊から襲撃され、やむなく威嚇射撃を行ったことについて報告した。警察が発表した現場の様子を見ると、複数の警官が沙咀道でパトカーを降りると、うち1人が数人の暴徒に追いかけられた。警官がパトカーから離れると、多くの暴徒から包囲され傘や鉄棒などの「致命的な武器」によって攻撃された。香港警隊公共関係科高級警司の余鎧均氏は、「この命の危機に際し、他に選択肢がない状況の下、警察が空に向け威嚇射撃を行うのは完全に必要であり合理的だ」と述べた。「環球時報」が伝えた。
香港「東網」の報道によると、警察が撤退する間に少なくとも3人が銃を抜きデモ隊に向けた。余氏は次のように説明した。
昨晩(25日)7時40分、多くのデモ隊が荃湾二陂坊で雀荘を破壊し、店のシャッターをこじ開け、店内の有線テレビを破壊した。続けてガラスを叩き壊し、店員及び利用客に暴言を吐き言葉で脅迫した。デモ隊はその後、付近の娯楽施設、飲食店、商店を破壊し、コントロール不可になった。その後、新界南総区衝鋒隊の複数の警官が衆安街に駆けつけ、現場の百人以上のデモ隊に包囲・襲撃された。デモ隊は道具を使いパトカーを叩き、鉄棒、棍棒、金属製の標識を使い現場の警官数人を襲撃した。命の危機にさらされる危険でやむなき状況下、複数の警官が銃を抜いた。うち1人が空に向かい威嚇射撃した。
余氏は「威嚇射撃は誰にも命中せず、警官の行為は勇ましく自制的だった」と述べた。またデモ隊による過激な武力及び理性を失った行為を厳しく批判した。余氏によると、昨日のデモ隊駆逐活動により警官15人が負傷した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月26日