香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は24日にSNS上で「みんなが疲弊している」と題する文章を発表し、対話を通じて香港社会の問題解決の活路を見出すことを呼びかけました。
文章は「現在、異なる政治的見解を持つ人々、異なる職業を持つ市民たちの間で不満がエスカレートしている。2カ月あまりが経った今、みんなが疲弊している。落ち着いて対話をしてほしい。現在の困難な状況は逃亡犯条例の改正に起因するが、市民の不満は政治や経済、生活など深い社会問題から発生する可能性がある。そのため、暴力の停止を呼びかけると同時に、もっと深い社会問題の解決に道を切り開く必要がある」と示しています。また、「この一週間は比較的平静を保っていたため、これを契機に対話していくことを望む」と呼びかけました。
「中国国際放送局日本語版」2019年8月25日