大国としての責任感を示す中国の気候変動対策

大国としての責任感を示す中国の気候変動対策。気候変動対策における中国の決意と責任感は大国の風格を示すものであり、世界全体の気候変動対策に自信を与えた…

タグ:気候変動 国連 森林 パリ協定

発信時間:2019-09-25 15:55:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

王毅国務委員兼外交部長(外相)は23日に米ニューヨークの国連本部で開かれた気候行動サミットに習近平国家主席の特使として出席し、発言した。気候変動対策における中国の決意と責任感は大国の風格を示すものであり、世界全体の気候変動対策に自信を与えた。新華社が伝えた。


気候変動対策における中国の行動は揺るぎなく、力強いものであり、大きな成果を挙げている。2018年に中国のGDP当たり二酸化炭素排出量は2005年と比べて45.8%減少し、当時の目標を超過達成した。これは二酸化炭素排出量52億6000万トンの減少に相当する。同年、一次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの割合は14.3%に達し、森林蓄積量は2005年と比べて45億6000万立方メートル増加した。2000年以来、世界全体で新規緑化された面積の約4分の1が中国によるものだ。国連のグテーレス事務総長は先日「中国はパリ協定での約束を前倒しで果している」と述べた。


気候変動対策における中国の声は力強く高らかだ。中国側は「気候変動対策で力を合わせる。国際社会には必勝の決意、行動の根気強さ、協力の誠意が必要だ。約束を順守し、パリ協定とその実施細則をしっかりと実行に移す必要がある。気候変動対策を経済・社会発展の促進と有機的に結合し、発展を加速する過程においてエコ・低炭素へのモデル転換を実現する必要がある。多国間主義を堅持する必要がある。特に『共通だが差異ある責任』原則を順守し、途上国の対策能力向上を支援すべきであり、先進国は率先して排出削減義務を負うべきだ」と主張する。


気候変動対策における中国の案に人々は期待している。「自然に基づく解決策」は今回のサミットにおける9大行動分野の1つだ。この解決策を共同でリードした国である中国は関係国や国際組織と共に150余りの行動を提案し、森林の二酸化炭素吸収、生物多様性の保護など30余りの模範事例をまとめ、人と自然との関係を深く理解するために新たな視点を示し、世界全体の気候変動対策行動のために新たな措置を示し、持続可能な開発目標の実現のために新たな支えを提供した。


現在、気候変動問題は「逆風」に遭遇しているが、主流は依然として各国が気候変動対策で一致協力することを主張している。特定の国が「離脱」しても、国際社会の共通の意志は変えられず、国際協力という歴史の潮流を逆転させることも不可能だ。今回のサミットが示した統計が力強い証拠だ。77の国、10の地域、100余りの都市が2050年までに「カーボンニュートラル」を実現すると宣言した。人類の二酸化炭素純排出量をゼロにするため、70か国が2020年より前に国の自主的貢献目標を引き上げると宣言した。


積極的な気候変動対策は、我々の青い地球の未来に関わる。この長い道のりにおいて、中国は歴史の正しい方向に立っている。(編集NA)


「人民網日本語版」2019年9月25日

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