国務院香港マカオ弁公室の楊光報道官は4日、香港特別行政区政府が「覆面禁止条例」の導入を宣言したことを受け、「この法律の制定は大変必要で、暴力犯罪の取締りと抑止、社会秩序の回復に役立つものである」と談話を発表しました。
楊報道官は、「香港での暴力活動は4か月以上も続き、暴力の程度もどんどんエスカレートしている。新中国成立70周年を祝う10月1日にも、一部の反対派と暴力を振るった過激派は不法に集会を開き、暴動を起こした。彼らは複数地点で火をつけたり、火炎瓶を投擲したりして、30人余りの警察官を負傷させた。中でも、命が脅かされた中で、自衛のために発砲を余儀なくされた一人の警察官は、鉄棒で傍にいた警察官を激しく殴っていた覆面の暴徒を撃退し、怪我を負わせた。こうしたなりふり構わぬ犯罪行為を、私たちは強く非難する」と表明しています。
また、「香港情勢の変化が明確に示されたように、逃亡犯条例の改定をめぐった波風は完全にその性質が変わり、外部勢力の介入の下、『香港版のカラー革命』に変わろうとしている。香港の混乱した状況をエンドレスに続けさせることは容認できない。林鄭月娥行政長官、特区政府と警察隊、司法機関が法に基づいて、あらゆる必要な措置を講じて、暴力犯罪を起こした者を処罰することを断固として支持する。とりわけ、その首謀者や背後にいる画策者、組織者、指揮者を処罰して、法律の公正さと威厳を守っていく必要がある」と強調しています。(Yan)
「中国国際放送局 日本語版」より 2019年10月6日