習近平国家主席はインドのモディ首相の招待を受けて第2回中印非公式首脳会談に出席するため、11日から訪印する。国際問題専門家は「中印関係の発展に関わる大局的、長期的、戦略的問題について踏み込んだ意思疎通をすることで、両国はさらに戦略的相互信頼を高め、協力の視野を開拓し、地域と世界にさらに多くの前向きな影響をもたらすことが見込まれる」と指摘する。中国新聞社が伝えた。
昨年武漢で初の非公式首脳会談を行って以来、中印は各分野の交流や協力を全面的に推し進め、溝を適切に管理・コントロールしている。政府筋によると、チェンナイで習主席はモディ首相と引き続き世界の大勢について論じ、中印関係の発展に関わる大局的、長期的、戦略的問題について踏み込んだ意思疎通を行う。
中国国際問題研究院の阮宗沢常務副院長は「共に発展途上の大国及び新興エコノミーである中印両国の各自の発展及び相互協力は、過去百年なかった現在の大きな情勢変動の中において非常に重要な『変数』だ。両国間関係はすでに伝統的な二国間の範疇を遥かに超え、地域と世界全体に影響を与えている」と指摘する。
「国交樹立以来、上層部の連動を通じて両国関係の方向性を定めることが、一貫して中印の連動の際立った特徴となっている。肝要な時期には、いつも上層部の会談が中印協力に新たな推進力を注入する。今回の会談は次の段階の協力のために基調を定め、道筋を指し示すことが期待される」と、中国現代国際関係研究院南アジア研究所の胡仕勝所長は語る。
具体的に、専門家はチェンナイ会談は3つのレベルで前向きな影響をもたらすことが見込まれると考える。