習近平国家主席は先ごろ、香港情勢について中国政府の厳正な立場を表明しました。これに対して16日、香港の主要メディアや各界から、「暴力や騒ぎの沈静化へ大変大きな自信が得られ、中央政府からの評価と信頼を取り締まりの力に変えていく」との声が相次いであがりました。
『大公報』は社説で、「祖国は永遠に香港の最も確固たる後ろ盾であり、特別行政区政府が習主席の指示をどれほど深く理解し、着実に実施するかどうか目が離せない。より強力で効果的、果敢な行動をとり、『一国二制度』を維持し、市民の命と財産の安全を守っていかなければならない」と表明しました。
香港『文匯報』は社説で、「習主席の発言は、特別行政区長官と特別行政区政府に多大な支持を、そして市民に多大な心強さを与えた一方、暴徒やそれを操る勢力に対する厳しい警告でもある」と表明しました。
香港民主建港協進联盟(DAB)も、「習主席は重要な国際舞台で香港についての発言をしたことは、全世界に向けて中央政府が『一国二制度』を徹底させ、如何なる外部勢力による香港実務への干渉にも断固反対する決意が明らかに表されている。中央政府は、如何なる過激・テロ・暴力行為、如何なる『一国二制度』の原則的ボトムラインに挑む行為に、まったく妥協しない態度を表明している」との声明を発表しました。
「中国国際放送局日本語版」2019年11月17日