中国と西側の接続口である香港、冷静な自己認識が必要

中国と西側の接続口である香港、冷静な自己認識が必要。香港はその接続口としての地位により繁栄を実現し、東アジア全体における複製不可能な独自性を形成した…

タグ:香港 暴力 法治 価値

発信時間:2019-11-19 16:06:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 現在大きな問題となっているのは、中米関係の極端な複雑化だ。米国は中国を戦略的な競争相手としており、その中国に対する価値観の戦い及び対抗を国家レベルで推進し、かつてないほど徹底的にツール化させている。米国のこの変化により、西側世界の一部の過激な勢力が中国批判に熱中している。これは中国の改革開放後で最も深刻かつ持続的な、中米(西側)の価値観を巡る緊張局面を形成した。


 こうして中国と西側の接続口である香港に問題が生じた。米国と一部の西側勢力は中国と共にこの接続口の運行を維持しようとしなくなり、さらに自らこれを破壊しようとしている。


 その結果、香港の中心的な価値である法治は暴力活動を抑制する権威を失った。それらの活動は米国の対中衝突政策の支持を受けた。香港が中国の統治下にあるため、米国と一部の西側勢力の香港への介入能力は限られている。これにより香港の条例改正の膠着が生じ、暴力がますますエスカレートしている。


 香港はその接続口としての地位により繁栄を実現し、東アジア全体における複製不可能な独自性を形成した。米国もしくは中国大陸部のどちらか一方がこの接続口を捨てれば、香港の前途にとっては壊滅的だ。米国は現在「香港民主・人権法案」の可決を推進しているが、これは接続口を捨てるぞという米国の赤裸々な脅迫だ。


 香港社会の正しいやり方は、中米及び中国・西側の接続口を引き続き演じる姿勢を自ら示すことだ。香港はこの接続口を破壊しようとする外部に対して、自らその機会と口実を提供すべきではない。実際には香港がどれほど慎重に行動しようとも、米国と西側にはわざわざ難癖をつけようとする勢力が存在する。一部の香港人は現在、自ら災いの種をまき、危険をまったく認識していない。


 香港の条例改正に伴う暴力が今日の程度に至り、香港の法治を信じていた世界の人々に衝撃を与えている。この情勢は香港の法治と現代性をほぼ壊滅させたと言える。香港が今から平静を取り戻し、秩序と制度を再構築しようとしても、それは非常に困難なことだ。国際金融センターとしての香港の多くの強みを取り戻せるかについては保証できない。


 香港社会は集団で自身の未来を心配する時を迎えた。また香港全市民が集団で立ち上がり、敗勢を挽回することで、この都市は信憑性を増す悪運から逃れることができる。1人の運命がどうなるかは、その人自身にかかっている。これは1つの都市にとっても同じことだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月19日

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