過激な暴力犯罪行為が続き、香港は復帰以降で最も深刻な局面を迎えている。法治と社会の秩序が強く踏みにじられ、繁栄と安定が大きく破壊され、「一国二制度」原則のレッドラインが強く脅かされている。「反中乱港」分子が外部勢力と結託し、混乱及び特区政府の麻痺により特区の管轄権を奪取しようとしており、すでに国の主権、安全、発展の利益を大きく損ねている。
習近平国家主席は第11回BRICS首脳会議に出席した際に、現在の香港情勢に関する重要談話を発表し、香港の暴力・混乱制止活動に関する中央政府の最も力強い声を出し、中国政府の国の主権、安全、発展の利益を守る決意、一国二制度の方針を貫徹する決意、すべての外部勢力による香港事務への干渉に反対する決意が揺るぎないことを示した。
「反中乱港」分子は数カ月に渡り、蠱惑・扇動をほしいままにし、さまざまな破壊活動を行っている。街頭の暴力が絶えずエスカレートしている。彼らは盛んに気炎を上げさまざまな「港独」スローガンを叫び、中央政府駐香港機関を攻撃し、国旗・国章・区徽を勝手に侮辱している。彼らが企んでいるのは単なる「乱港」だけではなく、さらに「反中」でもある。権力を奪い、香港を独立もしくは半独立の政治実体にすることが目的だ。
米国や西側の反中勢力による深い介入が、今回の香港の暴力・混乱の黒幕であることは、多くの事実によって証明されている。特に米国の反中勢力は事実を無視し、黒白を転倒させ、香港の混乱情勢の火に油を注いでいる。暴徒の罪悪の行為を美化し警察の正当な法執行を侮辱し、「反中乱港」の首魁と堂々と会談しいわゆる「香港人権・民主主義法案」をでっち上げ、暴力分子に間違った信号を発し続けている。この乱暴に香港事務、中国の内政に干渉する覇道的行為は、「香港カード」により中国の発展をけん制・抑制しようとする政治的陰謀を十分に露呈している。これは中国政府及び人民に対する赤裸々な挑発だ。
現在の香港は一国二制度の維持と破壊をめぐる厳しい闘争を迎えている。一国二制度は中国共産党が中国人民を率いて祖国の平和的統一を実現するための重要な制度、中国の特色ある社会主義の偉大なる壮挙だ。「一国」の維持が「二制度」を実行するための前提と基礎であることは疑いようもなく、「二制度」は「一国」から派生し、これに従属し、かつ「一国」の中で統一される。国の主権と安全を脅かし、中央の権力と香港特別行政区基本法の権威に挑戦し、香港を利用し大陸部に浸透し破壊するすべての活動は原則に背いており、いずれも絶対に許されない。
香港は中国の香港、中国人民の香港だ。我々は過激な暴乱分子、特にその裏の各種政治的黒幕に対して、より厳しい警告を出さなければならない。中国政府と14億の中国人民が自身の主権、安全、発展の利益を損ねる苦しい結果を受け入れると幻想せず、中国政府と14億の中国人民の意志・決意・能力を過小評価しないことだ。一国二制度原則のレッドラインを脅かすすべての違法・犯罪活動は必ず失敗に終わり、必ず大きな代償を支払うことになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月19日