外交部(外務省)の華春瑩報道官が9日の定例記者会見で質問に答えた。
【環球時報―環球網記者】中国国際電視台(CGTN)は5日と7日に、新疆のテロ対策がテーマの英語ドキュメンタリー『中国新疆、反恐前沿』と『背後の黒幕――『東トルキスタン』と新疆のテロ対策』を放送した。ドキュメンタリーは国内外の視聴者に注目されたが、新疆関連の様々なニュースに一貫して注目している西側の大手メディアは意外なことに選択的に集団で沈黙している。このことについて、コメントは。
【華報道官】
非常に良い質問だ。現場調査を行いたい。ここにいる外国人記者達の中で、この2本のドキュメンタリーを見た人は?
(外国人記者数10人のうち手を挙げた人は、なんと一人もいなかった)
……失望した。これで西側の大手メディアが選択的に沈黙している理由がよく分かる。ロイター通信、RFI、デイリー・テレグラフが短く報道したことに私は留意している。9日午前には西側メディア多数が国務院新聞弁公室の新疆に関する記者発表会に出席したが、これもあなたたちは報道しなかったのか?なぜ報道しなかったのか、率直に教えてもらえないか?あなたたちは客観的で公正かつ総合的な立場を一貫して堅持していると、我々に言ってなかったか?あなたたちは新疆に関する問題に非常に関心を持ってもいる。あなたたちは、魂胆のある嘘つき者が新疆に関する問題で真っ赤な嘘をまき散らすと、わんさと群がるというのに、新疆の事実と真相を目の前に示されると、避けようもないのに避けようとする。なぜだ?あなたたちは何を心配しているのだ?何を恐れているのだ?
華報道官はドキュメンタリーの内容の一部を記者達に紹介。
西側の大手メディアや米欧の、中国の新疆政策を無闇に非難する一部の者は、このような事実を前にしても本当に無関心でいられるのか?何の良心の呵責も感じないのか?私が強調したいのは、あなたたちが報道しようともしなくとも、報道したくともしたくなくとも、新疆に関する事実と真相はそこにあり、揺るぎない証拠があるということだ。嘘は所詮真相を覆い隠しきれない。メディアとしてあなたたちには、最も基本的な事実と真相を客観的かつ公正に読者や視聴者に示す社会的責任があると私は思う。先入観にとらわれて選択的に目と耳をふさぎ、受け手をミスリードするのではなくだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年12月11日