世界経済フォーラム(WEF)2020年年次総会(ダボス会議)が21日、スイスのダボスで開幕した。「持続可能で団結力ある世界を築くためのステークホルダー間連携」というテーマは、出席者の間で大きな共鳴を起こした。ダボス会議の創設者のシュワブ氏は、「世界は危急の状態に置かれており、行動を起こすべき時期が過ぎ去ろうとしている」と述べた。共通認識を形成し持続可能な発展を実現する緊急度が日増しに浮き彫りになっている。
世界の多極化及び経済グローバル化の発展、新たな科学技術・産業革命に伴い、大発展・大変革・大調整の時代がすでに訪れている。それと同時に、人々が直面するリスクと課題も日増しに増加している。経済危機が多発し、発展の格差が埋め難く、局地的な戦争が各地で生じ、覇権・冷戦思考が払拭されていない。「脱グローバル化」の思想が台頭し、テロリズム、難民危機、気候変動などの新たな安全の脅威が持続的に蔓延している。
激動の世界、百年に一度の大変動を迎え、中国のプランと中国の知恵に期待が寄せられている。シュワブ氏が21日のダボス会議で、「幸い中国が国際関係分野で力を発揮している。3年前に習近平国家主席がここで、グローバル化を守る意欲的なスピーチを行ったことを覚えている人も多い」と述べた通りだ。
中国の習近平国家主席が2017年に、ダボス会議とジュネーブのパレ・デ・ナシオンで「共に時代の責任を担い、共に世界発展を促進」「人類運命共同体の共同建設」と題した歴史的なスピーチを行ってから、中国のプランは世界的に広く好評を博している。中国は経済グローバル化を揺るぎなき姿勢で支持・推進し、重大かつ深い影響を生んだ。