多くの人が最近、新型コロナウイルス肺炎と戦う中国に寄せられた日本からの支援物資に書かれていた、「山川異域、風月同天」という言葉に深く心を打たれている。
この短い8文字は雅な表現で深い意味を持つ。懸念を分かち合い、手を携え心を一つにすることを示した。
中国政府と国民は、この感染との戦いに勝つ自信と能力を持っている。国際社会の支持は、一歩ずつ前進する中国の心を温めている。
感染症は一時的なものだが、協力は永遠に続く。ウイルスの脅威を受け、国際社会はいかなる時よりも理性的になり、団結する必要がある。
ジュネーブの一部の学校は中国の学生に宛てた手紙の中で、「健康状態が良好な中国人学生は何も心配する必要はない、学校はいかなる差別的な措置も講じない」と記した。臨時欠航によりスイスで立ち往生中の中国人客に対して、スイス政府はビザ延長を表明した。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は4日、WHOが開いた電話会議において、「感染症を前にして、我々は世界の協力及び団結・一致の精神で打ち勝つことしかできない」と述べた。
テドロス氏は「団結、団結、団結」と3回連続で強調した。
テドロス氏は、新型コロナウイルス肺炎に対応するため各国が最もすべきことは、データ共有の強化との観点を示した。これには疫学、臨床上の深刻性、コミュニティの研究・調査の結果が含まれる。
最も権威ある世界保健ガバナンス機関の責任者であるテドロス氏は、「一部の国は国際観光・貿易規制措置に熱を上げているが、これは国際保健規則の精神と抵触し、かつ実際に直面している世界的な公衆衛生のリスクと正比例をなさない。市民の健康に対してもほぼ益なしだ」と指摘した。
ここで言及すべき事実がある。先日開かれたWHO執行理事会において、ほぼすべての国の代表者が発言の中で、中国政府の感染対策が大胆かつ効果的であり、中国の感染対策の努力は称賛と感謝に値するとの観点を示したことだ。
冬が過ぎ春が訪れ、四季が移り変わる。越えられない冬はなく、訪れない春もない。
暖かい春に花が開くのを共に待とうではないか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月7日