国務院新聞弁公室は15日午前、湖北省で展開中の感染対策及び治療の活動状況に関する初の記者会見を開き、次の重要な情報を発表した。
・217組の医療チーム、2万5633人の医療隊員が湖北省を支援
国家衛生健康委員会党組メンバー、副主任、湖北省委員会常務委員の王賀勝氏によると、14日24時現在で各地から217組の医療チーム、2万5633人の医療隊員が派遣された。うち武漢市は181組、2万374人。その他は36組、5259人。また3つの移動P3実験室を動員している。「これらは2008年の汶川特大地震医療支援の動員規模及びペースを大幅に上回る」
王氏によると、中央は19省による「1省が1市を担当」という湖北省マンツーマン支援を手配した。医療チームは属地管理の原則に基づき、所属地衛生健康部門及び支援先となる病院の統一的な指揮・手配を受け入れる。
・湖北省以外の新規患者数、10日連続で減少
全国の感染状況はどのようになっているのだろうか。国家衛生健康委員会新型コロナウイルス肺炎感染対策・処置活動専門家チーム長の梁万年氏によると、湖北省を除く全国各省の新規患者数は3日の900人弱から13日の300人以下に減少し、10日連続の減少となった。うち山西省、内モンゴル自治区、吉林省、チベット自治区、甘粛省、青海省、新疆ウイグル自治区、新疆生産建設兵団などの新規患者数は3日連続で5人を下回っている。
梁氏によると、発症の時期を見ると、武漢市の1月23日から2月1日の毎日の新規患者数は高い水準を示していたが、1日以降は減少傾向を示している。
梁氏によると、武漢以外の地級市コミュニティにおける感染ペースは全体的に見て緩やかであり、コミュニティでの持続的な感染及び局地的な流行は少なめとなっている。また恩施トゥチャ族ミャオ族自治州や神農架林区など一部の地級市では現在、感染症は依然として輸入型が中心であり、拡散リスクは相対的に見て低い。
王氏によると、全国上下のたゆまぬ努力、特に的を絞った感染対策により流行のピークが効果的に抑制され、流行の強度が弱まった。全国、さらには世界の感染予防・抑制の時間を稼いだ。