「政治のウイルス」、世界の感染対策の妨げに

「政治のウイルス」、世界の感染対策の妨げに。中国の力強い行動が世界の感染対策の「貴重な時間」を稼いだことは、国際社会から公認されている。しかしこれらのいわゆる政治のエリートは見て見ぬ振りをし…

タグ:感染対策 排外 デマ 隔離措置

発信時間:2020-03-16 15:00:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新型コロナウイルス肺炎が全世界で急速に蔓延しており、中国域外の感染者が7万人を突破した。この肝心要の時に、米国の一部の政治家は感染症を利用し差別を煽り、中国を中傷・攻撃する「政治のウイルス」を撒き散らしている。感染症が広がるなか、「政治の密輸品」を売りさばき、ウイルスにより他国に汚名を着せるのは悪質かつ幼稚だ。国際協力・交流ルートを遮断し、世界の感染対策の協力を損ねるばかりだ。


 米国のポンペオ国務長官とオブライエン国家安全保障担当大統領補佐官らによる安っぽい政治ショーを見てみよう。彼らは新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」「中国ウイルス」と言い張り、「中国の処理方法は不正確」「感染状況を隠蔽」と言い濡れ衣を着せている。中国の力強い行動が世界の感染対策の「貴重な時間」を稼いだことは、国際社会から公認されている。しかしこれらのいわゆる政治のエリートは見て見ぬ振りをし、中国に反対し中国をけん制することを忘れない。新型コロナウイルスは世界の公敵であるが、彼らの反中の「武器」になるとは意外なことだ。


 政治的な侮辱と中傷が米国を再び偉大にすることはない。米国の国内では現在、感染状況が深刻になっており、米政府の対応の遅れが各方面から批判を浴びている。米国の戦略国際問題研究所副所長、グローバルヘルスポリシーセンター長のスティーブ・モリソン氏は「中国の実施した厳しい隔離措置は我々の貴重な時間を稼いだが、我々はこの時間を利用し有益な準備を整えることができたか」と質問した。


 感染症は一枚の鏡だ。良識と責任を映し、また傲慢、偏見、無知を映す。「中国は東亜病夫」とでたらめなことを言い、武漢とイタリアの「封鎖」措置をダブルスタンダードで捉えるのは、根深い偏見があるからだ。


 感染症のパンデミックを受け、各国は自国の狙撃戦に専念し、国際協力も強化しなければならない。この肝心要の時にごたごたを引き起こし、中傷し罪をなすりつけても自国の感染対策に資さず、また国際社会の主流の民意に背く。貴重な時間を浪費し、感染対策のチャンスを逃すばかりだ。


 国際衛生法学者16人が『ランセット』に掲載した記事の中で指摘したように、恐怖、デマ、人種差別、排外主義に基づく対策が、新型コロナウイルスという突発的な事件から人類を救うことはない。ウイルスに国境はない。各自で戦うのではなく団結・相互支援し、自己中心的で狭隘な心をもつのではなく一心同体となり、各国が同じ船に乗り協力することで、世界の感染対策の勝利を収めることができる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月16日

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