国際通貨基金(IMF)は、中国の新型コロナウイルス対策が示唆したことを取り上げる文章を発表しました。
IMFは文章の中で、「新型コロナウイルス感染症はすでに世界に深刻な影響を及ぼしている。ウイルスの拡散を抑えるには、経済活動の停滞という代償が伴われる。中国は経済の発展においてたいへん困難な選択をしたが、中国の経験が示したように、正しい対策が感染の拡大を効果的にくい止め、その悪影響を弱めることができる」という見方を示しました。そのうえで、中国政府による資金の流動性の確保、中小企業や弱者層の支援に向けた努力を認めました。
また、「感染のリスクがまだ過ぎ去っておらず、国内外の移動再開はリスクを高める可能性もある」と警告し、国際社会が連携して感染対策に取り組むよう呼びかけています。
「中国国際放送局日本語版」2020年3月22日