現在、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている。感染拡大の凄まじい勢いに、多くの国々が深刻な打撃を受けている。世界保健機関(WHO)の統計では、21日までに180余りの国と地域で新型コロナウイルスの感染が確認され、感染者は26万人を超え、死者は1万人以上に達した。新華社が伝えた。
困難な時にこそ真心を知る。中国は国内の感染防止・抑制の取り組みをしっかりと行うと同時に、積極的に協力を繰り広げ、経験を共有し、支援を行い、各国と連携して人類衛生健康共同体を構築し、感染拡大の渦中にある人々に温かい心と希望を届け、実際の行動によって世界中に自信と力を与えている。
現在は欧州が新型コロナウイルス感染の「震央」となっている。中国は1週間のうちに2回ビデオ会議を開いて経験を共有し、中・東欧17か国及びフランス、ポルトガル、デンマークなど10数か国と相次いで中国の最新の研究成果、防疫の考え、総合措置などを共有し、感染症との戦いの最前線の貴重な経験を伝えた。「新型コロナウイルスの感染防止・抑制の面で中国の蓄積した豊富で貴重な経験は、欧州にとって回り道を減らす助けになる」。仏グスタフ・ルッシーがん研究所(IGR)のジャン=ピエール・アルマン氏は会議後「中国は新型肺炎対策の経験を共有する会議を積極的に開催した。中国の専門家は会議で質問には必ず答えて、中国政府・医学界のオープンな姿勢と世界と経験を共有する意向を示した」と述べた。
公衆衛生上の危機は人類にとって共通の試練だ。欧州以外の地域でも、中国は感染症の打撃を受けた国々と同舟相救い、助け合っている。
医療・衛生システムが相対的に立ち後れているアフリカでは、感染が拡大し続ける状況にある。18日に中国はアフリカ各国と新型コロナウイルスの感染防止・抑制について専門家によるビデオ会議を開催し、アフリカ24か国及びアフリカ疾病予防管理センターの高官や専門家300人近くがインターネットを通じて出席した。会議は3時間半続いた。中国の医療・衛生専門家と税関当局の幹部は新型コロナウイルスとの戦いに関する情報と経験を共有して、アフリカの感染症との戦いをサポートした。
隣国の韓国と日本は、中国の提案した新型コロナウイルス問題に関する特別外相ビデオ会議で重要な共通認識を形成した。外相会議を通じて、中国側は感染症との戦いの経験を積極的に共有し、3か国が共同で有効な措置を講じて各自の成果を揺るぎないものにすることを提案した。「山川異域、 風月同天(山川域を異にすれども、風月天を同じうす)」、世界は一つであり共に困難を乗り越える。これが最近の中日韓の友好的助け合いの姿だ。
人類は1つの運命共同体であり、団結・協力して初めて各種のグローバルな試練に対処できる。中国は世界と連携して感染症と戦い、必ずや暗雲を払って、感染症への勝利の曙光を共に迎える。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年3月23日