中国民用航空局は26日に「感染対策期間中の国際線減便の継続に関する通知」を発表し、国際線の減便をさらに拡大することを決定した。航空各社は2020年3月29日より調整を行う。
通知によると、域外からの新型コロナウイルス感染者の輸入リスクの拡大を断固阻止するため、航空各社は中国民用航空局が3月12日に公式サイトで発表した「国際便情報発表(第5期)」を基準とする。国内航空各社は自社が運航する国際線を1カ国につき1路線のみとし、毎週の便数を1便までとする。外国の航空各社は自社が運航する中国線を1路線のみとし、毎週の便数を1便までとする。
通知によると、航空各社は上述した要求に基づき、事前に中国民用航空局運行監控センターに飛行計画を提出する。航空各社の同通知の要求に基づく減便に関わる航空路線経営許可及び離着陸時間を保留する。
また航空各社は、民用航空感染対策指導チーム弁公室が印刷・配布した最新版「運輸航空会社感染対策技術指南」を遵守する。中国に発着する便の厳格な感染対策措置を講じ、搭乗率を75%未満とする。
通知によると、中国民用航空局は感染対策の需要に基づき、国際便をさらに減らす政策を打ち出す可能性がある。航空各社は事前に判断し、販売済み航空券の延期や払い戻しなどの処理を行うこと。また航空各社は旅客機に乗客を乗せず、貨物のみを積載し運航することができる。この分については便数にカウントされない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月27日