​色眼鏡を外し、中国の対外援助を理解する

​色眼鏡を外し、中国の対外援助を理解する。大きな努力と犠牲により感染対策の段階的な重要成果を手にした中国は、対外援助の政治的な得失を計算するつもりはなく、ましてや「救世主」「感染対策の世界のリーダー」になるつもりもない…

タグ:感染対策 運命共同体 援助 医療

発信時間:2020-04-02 16:00:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国内の新型コロナウイルス感染状況の持続的な好転に伴い、中国はその他の需要を持つ国に力の及ぶ限りの援助を行い、支援先の政府、国民、国際社会から広く称賛されている。それと同時に一部の西側の政治家及びメディアは中国の善意と行動を歪曲し、世界の共同感染対策の雰囲気を損ねている。


 彼らは中国の対外援助を「感染対策の主導権を模索」「他国の民意を操作」「気前のいい政治」とし、さらに他国に対して中国の「下心」に警戒するよう扇動している。先ほど騒がれた中国に汚名を着せる言論と同様、上述した言論も感染状況を政治に利用するものだ。頑迷に価値観に基づく偏見により問題を捉え、孤立した地政学的な目で中国を解釈し世界を見る西側の一部の人物の心の狭さ、身勝手さを反映している。


 彼らの論理によると、中国が対外的に物資を援助し、ウイルスの情報及び感染対策の経験を共有することには地政学的な目論見、それから自国の制度面の優位性を宣伝する目的がある。分かりやすく言えば、中国が何をするのかは重要ではなく、中国がすることならば「下心」があるというわけだ。彼らがいつまでも色眼鏡を外したがらないことから、中国の行動と動機は常に客観的に見られることがない。


 中国の対外援助をどのように捉えるべきか、中国の感染状況における行為をどのように捉えるべきか。筆者は少なくとも次の3点から観察できると考える。


 (一)中華民族は恩に感謝する民族だ。中国の感染対策の「前半戦」において、国際社会の援助は中国が最も苦しい時期を乗り越えるための支えになった。世界が「後半戦」に入ると、中国は返礼を送り、力の及ぶ限り各国に援助し、報いている。中国は援助でハートとソフトの結合を重視し、医療防護物資を送るほか、一部の国に専門家チームを派遣している。さらに国際動画交流会などの各種形式により感染対策の経験を共有している。


 (二)中国は責任ある国際社会のメンバーだ。中国は今年1月3日に世界保健機関(WHO)及び世界各国に自ら情報を報告し、直ちにウイルスの全ゲノム配列を公表した。感染対策の状況が持続的に好転するなか、中国は世界のサプライチェーン・産業チェーンの重要な一部として積極的に操業再開し、生産能力を拡大し、国際社会が必要とする医療防護物資を残業・徹夜で生産している。世界の感染拡大を抑制するため貢献している。


 (三)中国は終始、人類運命共同体の理念を貫いている。中国は新型コロナウイルスという全人類の敵から自分だけ逃れることのできる国はなく、情けは人の為ならずであると信じている。中国は力の及ぶ限り他国を援助すると同時に、国際社会に協力と共同感染対策を呼びかけている。先ほど終了したG20首脳の新型コロナウイルス対応の特別サミットにおいて、中国の指導者は4つの主張を掲げ、国際社会の各界から広く認められた。


 大きな努力と犠牲により感染対策の段階的な重要成果を手にした中国は、対外援助の政治的な得失を計算するつもりはなく、ましてや「救世主」「感染対策の世界のリーダー」になるつもりもない。中国はそれよりも、自国の感染対策の成果をいかに確かなものにするか、各国といかに感染症との戦いで早急に勝利を収め、経済成長を早期回復すべきかを重視している。


 それと比べると、西側の一部の人物の言論が空虚であることが際立つ。事実はすでに、感染症を政治的に利用しても自国の感染対策の役に立たず、むしろ世界の感染対策にとっての害になることを証明している。世界の感染者が85万人を突破したが、偏見を捨て色眼鏡を外し、公正かつ客観的な目で中国を見るべきだ。中国と共に世界の公衆衛生事業に貢献するべきだ。こうして初めて中国の対外援助を真に理解することができる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月2日

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