新型コロナウイルスによる肺炎の世界の感染者数が100万人を超えることを受け、中国国家衛生健康委員会の米鋒報道官は5日北京での記者会見で、「中国以外で感染拡大が続くことにより、帰国者を受け入れる都市で感染症の予防や抑制、治療、検査などには依然として大きなプレッシャーがかけられている。今後も今までどおり感染症対策に力を入れていく方針だ」と明らかにしました。
米報道官は「世界保健機関(WHO)は、世界の累積感染者数は100万人を超えたため、今後も全ての症例に対し早期発見、検査と治療に努めると共に、全ての接触者を追跡するよう求めている。「中国以外で感染拡大が続くことにより、帰国者を受け入れる都市で感染症の予防や抑制、治療、検査などには依然として大きなプレッシャーがかけられている。今後も力の入れ具合を維持し、入国における検疫や関係者の搬送、医学的観察、コミュニティーでの予防と抑制などで万全を期するべきだ」と述べました。
さらに、米報道官は「中国国内で治療に効果が上がり、4日には、国内の感染者数は700人以下に下がり、うち重症患者は300人以下となった。国家ハイレベル医療チームは引き続き武漢での治療に当たっており、現在は重症患者に対し『1人に1対策』という治療法を進めており完治率を高めている」と説明しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年4月6日