新型コロナ、海外の死亡率が中国を上回る理由は?

新型コロナ、海外の死亡率が中国を上回る理由は?。現在の一部のデータによると、世界の新型コロナウイルス感染者の死亡率が中国の武漢市を上回っており、さらに上昇を続けている。世界保健機関(WHO)はこれについて、何か提案をしているのだろうか。死亡率を引き下げる手段はあるのだろうか…

タグ:新型コロナ 死亡率

発信時間:2020-04-08 14:36:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 現在の一部のデータによると、世界の新型コロナウイルス感染者の死亡率が中国の武漢市を上回っており、さらに上昇を続けている。世界保健機関(WHO)はこれについて、何か提案をしているのだろうか。死亡率を引き下げる手段はあるのだろうか。


 7日の国務院共同感染対策メカニズムの記者会見にて、WHOの中国代表を務めるガウデン・ガレア氏は、「死亡率については多くの仮設、理論、異なる解釈がある。しかし衛生システムの準備を徹底し、特殊な状況に激増する衛生の需要に対応できるようにすることは、死亡率の分析と比較対照により導き出された、重要な実践における指導的意義を持つ結論だ」と紹介し、次のように続けた。


 世界を観察したデータもあれば、中国の死亡率を観察したデータもある。感染流行当初、死亡率は比較的高かった。これは新型感染症の非常に一般的な現象で、発生当初に死亡率が高く、その後一定期間に渡り低下する。武漢の死亡率は4%もしくはそれ以上に達したが、中国のその他の地方の死亡率は1%以下に下がった。


 感染者が激増した当初、衛生システムが重圧に耐えられなくなり、特に重症者受け入れの許容力を上回ったという大きな原因がある。これは新型感染症の発生当初、死亡率が高くなる理由だ。


 中国各省の成功により、死亡率がさらに下がった。急激に上昇する曲線がその後なだらかになり、極めて大きな成功を手にした。死亡率を引き下げ、医療システムの負担を軽減した。


 また当然ながら学習の過程もある。医療従事者がこの感染症に熟練するほど、より高品質の治療を提供できるようになる。


 世界の感染者管理方法にも変化が生じている。例えば当初は軽症が感染に含まれず、分母として計算されていなかった可能性がある。中国の政策が検査を非常に重視するため、その後より多くの幅広い検査を行った。これにより分母、つまり患者数がより正確になった。分母が大きくなり、死亡率も低下した。武漢も死亡率のモデリング研究を行っており、その後1.4%、1.5%という計算結果が導き出された。これは最初に計算された感染者数と死者数の比較だけを見た死亡率を下回る。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月8日


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