新型コロナウイルスの感染拡大が世界で加速し、世界の200以上の国・地域に影響を及ぼしている。中国国内の感染状況が効果的に抑制されるなか、中国は他国の状況に身につまされる思いを抱いており、力の及ぶ限りの援助を次々と提供している。これについて多くの海外華僑・華人は記者に、中国の援助が到着し、安心でき誇らしいと語った。
イタリア中意学校の傅文武校長は「感染がイタリア全土に拡大し、現地に残された華僑・華人は困惑し焦りを覚えた。中国医療チームが駆けつけ、僑胞たちに希望をもたらし、それ以上に誇りをもたらした」と述べた。
傅氏によると、専門家は感染エリアに入り、仮設病院を建設し、僑胞らに防疫物資を届け、感染対策パンフレットを配布した。また僑胞に向け新型コロナ関連知識の講座を開き、人々の新型コロナへの理解と予防を促進し、さらにオンラインで疑問に回答した。「これは僑胞を安心させた」
傅氏は「浙江省政府と省華僑連合会も直ちに在イタリア僑胞に防疫物資を送った。人々はマスクを受け取った。これは故郷からのお見舞い、心の支えだ。祖国は私たち海外僑胞を忘れていない。故郷の人々は常に私たちの安否を気遣っている」と話した。
パキスタン華僑華人協会の喇傑廉会長によると、パキスタンで感染が発生してから間もなく、中国はパキスタンに感染対策物資を送り、医療チームを派遣し、現地で臨時隔離病院の建設を支援するなどした。
喇氏は「感染発生当初、パキスタンの人々と僑胞は非常に懸念していた。しかし中国の医療チームと感染対策物資が届き、人々は安心することができた」と述べた。
喇氏は「一連の援助・救助行動はパキスタンの焦眉の急を解消し、同国の感染症と戦う自信を大幅に強化し、海外僑胞の懸念を払拭した。パキスタンは中国の援助行動を高評価している。私たち海外僑胞はいっそう誇らしくなった」と話した。
喇氏は「中国の援助はまた、大国の責任感と人類運命共同体の意識を十分に示した。人類の歴史において感染症は何度も発生しているが、一度も打ちのめされたことがない。近い将来、全世界の人々が感染症に必ず打ち勝つはずだ」と述べた。
『委中商報』及び委中貿易商会(「委」はベネズエラ)のウェブサイトの責任者である薛如盛氏は、中国と世界各国の感染状況の変化に常に注目している。
薛氏は「中国政府は力強いアピール力、栄養力、行動力により、国内の感染拡大を効果的に阻止した。ベネズエラでは現在、感染が徐々に拡大し、現地の僑胞が不安を感じている。幸いに、中国の医療チームと医療物資がすぐに到着した」と述べた。
ラオス中華総商会の呉興華常務副会長は「中国は感染対策の経験を他国と共有し、世界の感染対策に不可欠な力を注いだ。中国国内の感染状況は現在安定したばかりで、まだ操業再開などの圧力に直面している。この時期に道義を重視し他国を援助することで大国の姿を示し、また真の人類運命共同体の意識を示した」と述べた。
呉氏のホテルは中国医療チームの受け入れに加わった。呉氏によると、中国医療チームは到着すると直ちにラオスの実情に基づき、全国の防疫のマクロレベルから院内防疫のミクロレベルまでの整ったプランを形成した。
呉氏は「人類は必ず感染症に勝てる。各国は心を一つにし協力し、責任ある態度を取るべきだ。積極的なエネルギーを多く発揮し、意思疎通と共有を促進し、感染関連情報の透明性を確保するべきだ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月11日