感染者が132万人を突破し、死者が8万人に迫る――米国で新型コロナウイルスの感染が悪化を続け、上昇を続ける数字が人々の心を騒がせている。ところが米国の一部の政治家は自国で感染症が猛威を振るっている現実を無視し、頻繁に責任逃れをし、中国を貶める嘘をでっち上げている。
世界の総人口に占める米国人の割合は5%未満だが、新型コロナの感染者は世界の約30%を占めている。NYタイムズは、米国で過去8週間内に新型コロナによって命を落とした人の数は、8年以上に及ぶベトナム戦争の死者を上回っているとため息を漏らした。世界で医療条件が最も優れた国である米国の感染者と死者が世界最多になり、新型コロナの主要輸出国になり、世界の感染対策に大きな圧力をもたらすとは信じがたいことだ。
米国の一部の政治家は2月に「中国が隠蔽」と叫び、3月には「中国のウイルス」と言いふらし、4月には「ウイルス発生源は中国の実験室」と騒ぎ立てた。汚名を着せるさまざまな攻撃がやまない。数々の嘘は海外の中国に対するイメージを落とし、さらに国際社会の団結を強く阻み、感染対策の努力を大きく損ねている。
それと同時に、米国は人々を困惑させる奇妙な動きを見せている。世界保健機関(WHO)への拠出停止を宣言し、イランやベネズエラなどの国への制裁を強化し、ウイルス拡散リスクを顧みずラテンアメリカへの「不法移民」の送還を加速している。これら一連の動きは、自国の感染対策のコントロール喪失の事実を覆い隠し、世界の視線をそらし、感染拡大の責任逃れをするためのものに過ぎない。
その一方で14億の人口を持つ中国は、感染症狙撃戦で重大な戦略的成果を手にした。貴い成果は国民に責任を果たす党と政府の態度、国の上下を挙げての効率的な行動力、治療と人命救助の最重視によるものだ。
国内で感染対策の苦しい任務に直面すると同時に、中国は力の及ぶ限り国際援助を提供し、積極的に経験を共有している。5月上旬まで、中国は20億元規模の感染対策協力特別資金を設立し、160以上の国及び国際機関とビデオ交流会議を120回以上開き、150以上の国及び国際機関に医療物資の援助を提供している。各国の専門家と科学者が、中国側の感染対策と国際的な善意ある措置を高く評価している。
海外の世論調査機関の調べによると、感染症を経て自国がより強くなるとした中国の回答者は85%だが、同じ考えを持つ米国人は41%のみとなっている。責任感のある大国はどこか。感染対策に力を入れず、悪意を持って濡れ衣を着せるのは誰か。事実は詭弁に勝り、公道は自ずから人心にありだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月12日