四川省と雲南省の省級両会が12日、閉幕した。これにて感染症により3カ月延期された、31省の省級両会がすべて閉幕した。感染対策を大きな背景とし、四川省と雲南省の省級両会は会議の時間、会期の長さ、出席者数の調整を行った。感染対策も会議の重要議題になった。感染対策、公衆衛生・健康が会議の重点になった。
現在の特殊な背景に基づき、感染対策は四川省と雲南省の両会の重要議題になった。
報道によると、感染対策と経済・社会の発展は、四川省の多くの政協委員の焦点になった。4月末まで、四川省政協は117件の関連提案、2700件以上の社会情勢・民意情報を集めている。
四川省の今年の政府活動報告は冒頭から感染対策に焦点を絞った。また疾病予防管理体制の改革、感染症観測・警報能力の向上、省公共衛生総合臨床センターの建設、重大感染症及び公衆衛生の緊急管理・治療体制の健全化が政府活動報告に盛り込まれた。
「公衆衛生・健康」も今年の雲南両会のキーワードの一つになった。
雲南省政協主席の李江氏は活動報告で、「雲南省政協は公衆衛生、災害の予防と備え、社会ガバナンスなどの重点分野に焦点を絞り、委員・専門家・学者を集め調査研究を掘り下げる。専門的で高品質な提案の成果を形成する」と述べた。
雲南省両会によると、雲南省は100億元の資金を調達し衛生・健康事業発展3カ年行動計画を実施する。長期的な感染症治療及び疾病予防管理能力の不足を解消し、「健康雲南」の建設を推進する。
雲南省の政府活動報告は、雲南省は地域医療センター、臨床医学センターの建設推進を加速するとした。医薬衛生体制を整理し、疾病予防管理体制の改革に取り組み、重大感染症及び公衆衛生緊急管理・治療体制を健全化するとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月13日