米国東部時間11日午後4時現在、米国の新型コロナウイルス感染者が134万人を超え、死者が8万人弱に迫っている。感染者のカーブがなだらかになる兆しがまったく見えない。米メディアも記事の中で、トランプ政権の対策の不手際を何度も批判している。米ニュースサイト「Gray Zone」の創業者、マックス・ブルメンタール氏は現地時間10日、独占インタビューに応じた際に「米国で新型コロナが大流行し感染者が減らないのは、トランプ政権が感染初期に中国及び世界保健機関(WHO)からの警報を無視したからだ」と述べ、次のように続けた。
米疾病予防管理センターのロバート・レッドフィールド所長は、12月31日の時点で中国の同業者から注意を受けていたが、まったく取り合わなかった。その後の1月3日、アレックス・アザー米保健福祉長官はWHOから、中国疾病予防管理センターの新型コロナ報告に関する連絡を受けたが、やはりこれを無視した。今や米国では新型コロナが大流行している。米メディアがトランプ大統領に「我々はすでにすべてをコントロールしている。米国はきっと良くなる」という約束について責任を果たすよう求めるなか、トランプ政権の高官(ポンペオ国務長官など)は中国に罪を着せ始めた。しかも米国は現在、緊急性の高い中国との医療関連の交流・協力を、政府レベルで一方的に断ち切った。これは極めて危険だ。米政府は中国の医療専門家を招待し、彼らの武漢における感染対策の経験を利用し、米国が早急に終息を迎えられるようにすべきだ。
米政府は罪を着せるためなりふり構わず中国を避難し、さらにWHOを攻撃し、いわゆる「ウイルス発生源は中国の実験室」という陰謀論を唱えている。これらはトランプ政権による仕業だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月14日