香港特区政府政務司の張建宗司長は27日、「国家安全を守ることは国家及び香港の共同の責任であり、国家安全立法は香港のビジネス・投資環境を安定させる。一部の国は香港の国家安全立法を批判しているが、これは虚偽とダブルスタンダードだ」と述べた。
張氏は同日の記者会見で、次のように述べた。
国家安全を守ることは「一国」の責任であり、「二制度」の区別はない。これは国と香港の共同の責任だ。国家安全は中央レベルの職権であり、米国を含む全世界が国レベルで国家安全法律を制定している。中国による国レベルの香港の国家安全立法を批判している国は、完全に不公平・不適切かつ虚偽であり、ダブルスタンダードを持っている。
特区政府は国家安全立法の目的及び重要性の市民への説明に力を尽くす。立法の立脚点は、一国二制度及び「香港人による香港のガバナンス」及び高度な自治の全面的な貫徹、香港の核心的価値及び成功を保つ要素だ。市民は法律と規則を守れば、集会や言論などの自由が損なわれることを恐れる必要はない。消極的な陰謀論で本件を見ず、またミスリードや人騒がせな言葉に耳を傾けないことを願う。
立法会大会は同日、「国歌条例草案」の審議を再開した。張氏は「国歌条例草案は2年余りの審議を経ており、立法は憲制の責任に属する。香港人には国歌を尊重する道義と責任がある。市民が公然と国歌を侮辱し貶めなければ、法の網にかかることはない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月28日