中国は初めてプライバシー及び個人データの権利を確立する。これは象徴的な意義を持つ第一歩となる。中国の14億人のうちより多くの人がデジタル化を実現するにつれ、個人情報漏洩やハッキングの被害にあいやすくなるからだ。
この立法は中国初の民法典の一部分だ。全国人民代表大会(全人代)で審議中の民法典は万物を包摂する法律だ。その草案によると、個人にはプライバシー権があり、自身の個人情報を守る権利がある。データ収集者には一個人の個人情報を守る責任がある。同意がなければ類似するデータの収集・開示・取引が認められない。
中国の個人情報保護を強化する取り組みは、中国で急成長するIT業界を保護・合法化するためであり、かつ価値ある中国のデータの海外における流動に安全保障を提供するものと見られている。
弁護士と法律専門家は、デジタルプライバシー権を認めることは、情報漏洩の被害を受ける個人が情報改正を求めることを認めるための重要な一歩目と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月27日