外交部の汪文斌報道官は24日の定例記者会見で、「中国の宇宙事業は人類の宇宙に対する平和的な探査と利用の努力を構成する重要な一部であり、完全に平和目的のみで行われている」と述べました。
中国が初の火星探査機「天問一号」を打ち上げたことについて、外国メディアは、「中国が火星探査に乗り出したのは、宇宙の主導権争いを強化するためだ」と報じています。
これに対し、汪報道官は、「事実にそぐわない」と述べた上で、「中国の火星探査は開かれた科学探査である。今回の探査任務は中国の宇宙開発関係者の自力更生、自主革新の結果であり、国際協力の成果でもある。今回の任務の無事を確保するため、中国は欧州宇宙機関(ESA)、フランス、オーストリア、アルゼンチンなどの機関や国と複数の協力を展開している」と説明しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年7月25日