外交部の汪文斌報道官は31日、北京で行われた定例記者会見で、「新型コロナウイルスの感染拡大は世界で続いている。中国は上海協力機構(SCO)の加盟国と感染症の予防抑制における国際協力の正しい方向をしっかりと把握し、引き続き『上海精神』の旗印を高く掲げ、それぞれの伝統医学の優位性を生かし、SCOの公衆衛生面における予防抑制協力を深化させ、手を携えてSCOの衛生健康共同体を構築していきたい」と述べました。
「2020上海協力機構(SCO)伝統医学フォーラム」が30日、テレビ会議形式で行われました。これについて、汪報道官は、新型コロナウイルス感染症との闘いにおいて、中医薬が際立った貢献を果たし、各国の伝統医学も独特の積極的な影響を発揮していると指摘しました。また、「中国はキルギスタン、インド等の国の保健当局或いは伝統医学の主管部門と伝統医薬分野での協力覚書に調印した。ロシア、カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、ネパールなどの国で中医薬センターを作り、各方面と多様な学術交流を行い、伝統医学分野での学びあいと経験の分かち合いを効果的に促している」と示しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月1日