米国のアザー厚生長官が近日中に代表団を率いて台湾地区を訪問することについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で「中国側は米国と台湾地区の公的往来に断固として反対する。この立場は一貫した明確なものだ。中国側はすでにこれについて北京とワシントンで米側に厳正な申し入れを行った」と述べた。
汪報道官は「台湾問題は中米関係における最も重要かつ敏感な問題であり、『一つの中国』原則は中米関係の政治的な基礎だ。中国側は米側に対して、中米関係及び台湾海峡の平和と安定を深刻に損なうことのないよう、『一つの中国』原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定を順守し、台湾地区とのあらゆる形の公的往来を止め、台湾地区関連の問題を慎重かつ適切に取り扱い、『台湾独立』勢力にいかなる誤ったシグナルも送らないよう促す」と表明。
「『一つの中国』原則は国際社会が一致して認めているということを強調したい。『一つの中国』原則を無視、否定、またはこれに挑戦するいかなる企ても失敗に終わる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月6日