「どのような中国のストーリーが外国人にとって受け入れやすいか」「壮大なストーリーを文化を跨ぎ伝えるためにはどうすべきか」「合作映画の文化の違いをいかに見据えるべきか」――中国外文局国際伝播文化センターなどによる「新鮮な対話:中国の多元的・国際的な視点を読む」が先ほど、蘇州市で開催された。中国、英国、カンボジア、インドなどの専門家・学者が、カメラを使い中国のストーリーを上手に語る方法について議論を掘り下げた。
ディスカバリー・コミュニケーションズのバイスプレジデント、大中華区・韓国コンテンツ編集長のVikram Channa氏は「中国は変化の中で発展を続ける国だ。中国経済・社会の姿は過去40年以上で急激に変化した。視聴者を魅了するのはこの変化だ。中国の発展という大きな環境のもと、適切な人物を見つけ、ストーリーと時代の変化を結びつけることができれば、中国のストーリーの良き素材を見つけるのは難しくない」と指摘した。
英国のドキュメンタリー監督の羅飛氏は、中国で20年以上生活・勤務しているが、中国への好奇心を保っている。「ドキュメンタリー監督である私の仕事は、ここで実際に起きているストーリーと感情を観察・記録し、より多くの人に見せることだ」羅氏は今年、別の3人の監督とドキュメンタリー「高考2020」の撮影に参加し、コロナ禍の中国の一般人の大学受験にまつわるストーリーを記録した。羅氏は、これは非常に新鮮で得難い体験だったと述べた。
潘西西氏はカンボジア出身の若い監督で、主に人類学と社会のテーマに注目している。何度もフィールドワークと映像記録を行う中で、彼は中国文化の豊かさと独自色を深く実感した。「中国は古い文明国で、燦然たる悠久な文化を持つ。一般人のストーリーを現地の文化的背景と結びつければ、全面的かつ立体的な中国が浮かび上がる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月3日