外交部の趙立堅報道官は23日、定例の記者会見で、「プーチン大統領は近年、数回にわたって、バルダイ国際討論クラブ(露シンクタンク)の年次総会で中ロ関係を積極的に評価している。これは、両国関係のレベルの高さと特殊性を十分に示した」と述べました。
報道によりますと、ロシアのプーチン大統領は22日、バルダイ国際討論クラブの年次総会で、「ロシアと中国は理論上、軍事同盟を樹立する可能性がある。しかし、実際には両国の戦略的相互信頼と提携のレベルはすでに相当の高さに達しているため、双方は原則的にこうした同盟を必要としないほどに達している。ロシアは引き続き善隣友好、相互尊重の理念をもって対中関係を発展し、両国人民のために福祉を図っていく」と示しました。
趙報道官は、「中ロ両国は伝統的な友情の発揚に限りがあるわけではなく、協力の拡大には禁止される分野はない。双方の指導者の戦略的な指導の下で、両国の政治的相互信頼と戦略提携のレベルは持続的に上昇し、国際情勢の変化の試練を乗り越えて新しい形の大国関係のモデルを確立した。中国はロシアと共に、両国元首の共通認識を全面的に実行し、両国関係の戦略的中身を豊かにし、両国の共同発展と振興に助力し、引き続き戦略提携を密接にし、世界の平和と安定を促進するためにより多くのプラスの力を貢献していきたい」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年10月24日