中国最高人民法院(裁判所)の楊万明副院長と香港特別行政区政府律政司の鄭若驊司長は27日午前、深センで「大陸と香港特別行政区間の仲裁裁定の相互執行に関する補足内容」に調印しました。
この協議により、大陸と香港の仲裁裁定における相互承認と執行のメカニズムが整備され、双方で自由に交換できる仲裁裁定の範囲が広がり、双方の仲裁分野におけるすべての分野、すべての過程、すべてをカバーする司法協力が実現され、「一国二制度」の優位性が具現化されることになります。
この日、最高人民法院と香港特別行政区政府律政司は、相互に仲裁裁定を行った10件の代表的な判例を中国語と英語の二言語で発表しました。双方が民事商事事件の代表的な判例を発表したのはこれが初めてで、双方の司法協力体制の整備や、人々の司法に関するニーズに応えた効果的な方法だとされています。
「中国国際放送局日本語版」2020年11月28日