米国のクラック国務次官が中国の生態環境保護について根拠なき批判を行ったことについて、外交部の華春瑩報道官は7日の記者会見で「米国の一部の政治家はすでに事実によって真っ向から否定されている嘘を何度も繰り返しているが、真の目的は中国の環境保護及び気候変動対策における成果を否定し、中国の国際的なイメージを落とし、環境を破壊し国際環境ガバナンスの進展を妨害する自国の姿を隠すことにある。環境破壊の真の『一人勝ち』は米国の方だ」と述べた。華氏の発言内容は下記の通り。
実際に中国は2020年の気候行動目標を前倒しで達成し、かつ目標を上回った。中国の非化石燃料がエネルギー消費全体に占める割合はすでに15.3%に上昇しており、再生可能エネルギー設備容量は世界の30%を、世界の増加分の44%を占めている。新エネ車保有台数はすでに世界の過半数を占めている。2000年以降、世界の新規緑化面積の4分の1は中国となっている。中国はさらに国家自主貢献を強化し、より力強い政策と措置を講じている。CO2排出量は2030年までのピークアウトを目指し、2060年までにカーボンニュートラルを実現するよう努力する。これそのものが、各国と手を携え共に美しい世界を建設しようとする中国側の美しい願い、人類運命共同体を建設する責任感をさらに示した。
中国は常に世界の気候ガバナンスに積極的に参加しており、気候変動に関する国際連合枠組条約の第1期締約国だ。さらに「京都議定書」「パリ協定」及びその実施細則の締結に重要な貢献を成し遂げた。フランスの憲法院院長、元外相、当時のCOP21議長のファビウス氏は先ほど文章の中で、「中国は気候変動との不可欠な戦いにおいて、過去も現在もこれからも力を発揮する」「中国の積極的な支持がなければ、パリ協定の締結は不可能だった」と記した。
米国は環境破壊問題で過度に「謙虚」であるが、その真の「一人勝ち」は米国の方だ。世界の温室効果ガス累計排出量が最大の国である米国は京都議定書を拒否し、パリ協定から離脱した。自身の強制的かつ量的な排出削減任務を否定し、地球という家を守るための行動を拒否し、世界の排出削減計画から完全に距離を置いている。世界の排出削減、グリーン・低炭素型発展の促進などの進展を強く妨害した。米国は世界最大の固体廃棄物輸出国、1人あたりプラスチック消費大国であるが、「バーゼル条約」の加入を拒否し、世界のプラスチックごみなどのガバナンスの進展に障害物を設置した。さらに大量の廃棄ごみを発展途上国に移し、現地及び世界の環境に深刻な危害をもたらした。
米国はまず鏡を見て、襟を正し、我が身を省みるべきだ。先手を打ち被害者ぶるべきではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月8日