第13期全国人民代表大会常務委員会第24回会議が今月22−26日にかけて北京市で開催される。
「ヘルメットをかぶって物件を内見する」といった顔認証関連の話題が尽きないが、人々は顔認証などの個人情報安全と関わる行為の規範化に注目している。先ほど個人情報保護法草案が全人代常務委員会の審議に提出され、一般人向けの意見募集が行われた。全人代常務委員会法制工作委員会報道官、立法計画室主任の岳仲明氏は21日の記者会見で、「個人情報保護法草案は民法典の関連規定を踏まえた上で、個人情報保護制度・ルールを具体化し、充実させ、個人情報処理が遵守すべき原則を確立した。個人情報は合法かつ正当な手段を採用すべきと強調し、明確かつ合理的な目的を持つ。処理の目的を達成する最小の範囲に限られる」と述べた。
岳氏は「草案はさらに顔など個人の生物学的特徴を含む敏感な個人情報の処理に特別な規定を設ける。特定の目的と十分な必要性を持つことを前提とした上でのみ、敏感な個人情報を処理できるとし、かつ事前にリスクアセスメントを行うとする。顔認証などの新技術の応用と発展は、個人情報保護に多くの新たな挑戦をもたらす。全人代常務委員会法制工作委員会は関連問題についてさらに広く意見を募り、研究と論証を掘り下げる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月22日