外交部の汪文斌報道官は25日に行われた定例記者会見で、「中国は責任感ある漁業国家である。漁業資源の科学的保護や持続可能な利用を高く重視するとともに国際的な義務を積極的に果たしている」と示しました。
米国メディアによりますと、このほど、米国政府は国会に共同報告を提出し、報告の中で「中国の漁業部門には『強制労働』 と言う深刻な問題が存在している」と示したということです。それに対し、汪報道官は、「中国への理由なき非難、悪意のある泥を塗るような行為と攻撃に断固として反対する」と強調しました。
汪報道官はまた、「中国には完備された遠洋漁業管理制度があり、漁船の船位監視・管理対策は世界で最も厳しいものだ。東南太平洋と西南大西洋の公海海域では自主的な休漁策を実施している。中国は現在、8つの地域漁業管理機関に参加し、契約履行の成果はトップクラスにある」と示しました。
さらに汪報道官は、「米国漁船の公海で操業する日数は関連漁業管理機関が定めた日数を大幅に上回り、長年にわたって規定に違反している。米国側は自身の違反行為を反省し、正さなければならない」と指摘しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年12月26日