【新華社北京12月29日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は28日夜、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行った。
習近平主席は次のように指摘した。2020年は中ロ両国および世界にとって極めて非凡な年となった。双方が見守り助け合い、核心的利益にかかわる問題で引き続き断固として互いに支持したことは、両国のハイレベルな相互信頼と友情を体現した。「中ロ善隣友好協力条約」で確立された代々友好の理念と新型国際関係の原則は国際関係史上における一大壮挙であり、双方は来年の条約調印20周年を祝うことを機に、より広い範囲、より広い分野、より深いレベルで協力を推進しなければならない。
習近平主席は次のように強調した。中ロが戦略的協力を強化することは、両国に圧力をかけ離間をはかる企みを効果的に抑え、国際的な公平、正義を守るための堅固な障壁を築くことができる。中国はロシアと中ロの新時代の全面的戦略協力パートナーシップを揺るぎなく発展させ、それぞれの国の発展と振興を実現し、新型国際関係と人類運命共同体の構築により大きな貢献をすることを願っている。
プーチン大統領は次のように表明した。ロシアはロ中全面的戦略協力パートナーシップのハイレベルな発展の推進に揺るぎなく尽力している。習近平主席と共に引き続き戦略的けん引の役割を果たし、両国関係が新たな一年に新たな発展を得ることを確実にしたい。ロシアは中国と引き続き双方の核心的利益にかかわる問題で断固として互いに支持し、国際問題での戦略的協調と協力を緊密にし、世界の戦略的安定の維持に貢献することを願っている。
「新華網日本語版」2020年12月29日