国家航天局月探査・宇宙事業センターの発表によると、中国初の火星ローバーの世界に向けた名称募集の一次評価・審査が完了した。弘毅、麒麟、哪吒、赤兔、祝融、求索、風火輪、追夢、天行、星火という10の候補が選出された。今年1月20日12時から2月28日24時まで、オンライン投票を実施する。
世界は昨年、火星探査シーズンに入った。中国初の火星探査任務が世界から注目されている。今回の有効応募数は3万9808件。世界の38カ国・地域から応募があった。候補に選ばれた名称の応募者は最年長が95歳、最年少が7歳。
中国初の火星探査任務「天問1号」の打ち上げが昨年7月24日に成功すると、初の火星ローバーの世界に向けた名称募集が始まった。主催者側は昨年10月、科学技術界及び文化界の32人で評価・審査委員会を作り、候補の書面審査を行った。今回の評価・審査はこれを踏まえた上で、審査・評価及び最終投票により10の候補を選出した。
情報によると、オンライン投票が終了してから、国家航天局は一般投票及び評価・審査委員会の意見を参考にし、3つの名称を選出する。手続きに基づき上部機関に提出し承認後、初の火星ローバーの名称が最終決定となり、天問1号の火星着陸の際に発表される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月20日