外交部の趙立堅報道官は29日の定例記者会見で、「1月31日から、中国はいわゆるイギリス海外市民(BNO)パスポートを有効な旅行証明書および身分証明書として認めず、さらなる措置を取る権利を留保する」と表明しました。
イギリス政府は1月31日から、調整後のイギリス海外市民(BNO)パスポートおよびビザ政策を正式に発効すると発表しました。これについて趙報道官は、「この行為は中国の主権を著しく侵害し、香港事務と中国の内政に横暴に干渉し、国際法と国際関係の基本準則に厳重に違反している。中国はこれに強く憤り、断固反対する」と指摘しました。
趙報道官はまた、「イギリスは香港が中国に返還されて24年になるという事実と中国の厳正な立場を顧みず、公然と約束を破り、いわゆる『オーダーメイド』のイギリス海外市民(BNO)身分を持つ香港住民のイギリスへの移住と帰化政策を打ち出し、適用範囲を拡大している。イギリスは多くの香港人をイギリスの“二等公民”にしようとしているが、すでに両国が一致しているBNOの性質を徹底的に変えた。イギリスの言うBNOはもはや本来のBNOではない」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年1月31日