「中国とロシアのワクチンを信用する時が来た」現地時間5日、「ニューヨーク・タイムズ」はこのように題した社説を掲載し、中国とロシアのワクチンへの偏見を捨てるよう呼びかけた。
新型コロナウイルスワクチンが現在、世界が最も敏感になっている救命物資であることは間違いない。立場先行の西側、特に米国メディアは時おり中国製のワクチンについてさまざまな疑問を投げかけ、さらにはけちをつけている。ところがワクチン供給の深刻な遅れと、中国製のワクチンが世界でますます好評を博している事実により、西側メディアは色眼鏡で見る癖を正さざるを得なくなった。
中国国内で2種類目の新型コロナワクチンが条件付きでの販売が認められた。世界を見ると、中国製のワクチンは多くの信頼を集めている。
ハンガリーは今月中国製ワクチンの1回目の接種を行う、チェコはEUが中露製ワクチンを承認することを希望している、ブラジルは中国製ワクチンを2000万本追加調達するーこのような情報が続々と世界各地から伝わっている。
一部の米国メディアは「中国とEUのワクチンをめぐるいかなる協力も米国の警戒を招く」という論調を示したが、世界の感染対策の緊迫した情勢のもと、このような雑音はあら捜しを好む者の自分本位を浮き彫りにするだけだ。
世界保健機関のテドロス事務局長は5日、驚くべきデータを発表した。現在10の高所得国が世界のワクチン接種量の4分の3以上を占めているが、人口25億人の130カ国でまだ1本も接種されていないというのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月7日