李克強総理は7日に山西省運城市を訪れると、空港から塩湖区東郭鎮の年越し用品市場に直行した。中国政府網が伝えた。
李総理は年越しについて、十分な市場供給と食品の安全性を確保する必要性を強調。まず花饃(飾り蒸しパン)の露店で現地の年越しの習俗に触れた後、「福」の字の大きな花饃を2つ買った。また、近くの露店主から勧められて菓子を購入。他の商店主からも全国的に有名だと勧められてリンゴも2つ買った。さらに、木版の年画に長い歴史があると聞くと、「福」の字の年画も2枚買った。
李総理は集まった市民に、良い年を迎えるよう声をかけた。
李総理の買った年越し用品の行先
その後、李総理は貧困を脱却した夏県廟前鎮呉村の范起山さん宅を訪れ、貧困脱却後も気を緩めることなく、前進し続けるよう励ました。出発間際には先ほど自ら購入した年越し用品を范さんに手渡しして、ゆとりのある暮らしをしていけるよう祈った。
午後には塩湖区聖恵片区のバラック密集地に住む孟樹平さん宅を訪れ、生活上不便なことを尋ねた。孟さんは、上下水道が整備されておらず、雨が降ると雨水が流れ込むこと、冬には暖房がないことを挙げ、改善を切に願っていると伝えた。地方の責任者は市場原理を導入して早急な改造を図っていることを報告。李総理はこれを肯定したうえで、大衆の期待に沿う形で着工を急ぐよう念を押した。また、国としてバラック密集地や旧式居住区の再開発を引き続き支持するとした。
李総理は出発前に年越し用品を孟さんにも手渡しして、1日も早く新居に引っ越し、新たな良い暮らしを送ることができるよう祈った。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月8日