今年は中国共産党成立100周年であり、第14次五カ年計画(2021−25年)の実施と、社会主義現代化国家の全面的な建設の新たな旅路の初年度でもある。歴史の合流時点において、間もなく開幕する全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)が世界から注目を浴びている。各国の関係者は、今年の両会には重大な意義があるとして、中国が示す未来の発展の青写真が世界により多くの積極的なシグナルを発し、世界の発展により多くのメリットをもたらすことに期待感を示した。
象徴的な意義
ギリシャ欧州研究国際センターの欧州・中国プロジェクト責任者は「今年は中国共産党成立100周年で、中国の脱貧困攻略戦が全面的な勝利を収めた。今年の両会は、新たな発展構造の構築などに関する中国の決意と措置をさらに示すはずだ」と述べた。
インドネシアのシンクタンク、アジア革新研究センター及びインドネシアASEAN南洋基金会の責任者は「中国の過去1年の経済発展と感染対策の成果が注目された。感染の封じ込めに成功した上で、中国経済は今後より大きな発展を迎える。第14次五カ年計画の実施に期待できる」と述べた。
イスラエルの以華伝媒センター創設者兼主任は「中国はすでに世界経済の主な推進力の一つになっている。中国の新たな5カ年計画の実施において、イスラエルと中国が気候変動対応、食糧安全保障などの重要分野でより多くの協力を展開することを願う」と述べた。
成功の経験を共有
カザフスタンのアタメケンテレビ局の局長は「新型コロナウイルスが昨年、各国に衝撃をもたらした。中国は世界で唯一プラス成長した主要経済体になった。今年の両会は第14次五カ年計画と2035年長期目標綱要(草案)について審査・議論する。これは中国の未来の発展の青写真を示し、中国の経済・社会発展活動の重点に関する世界の理解を深める」と述べた。
ロシア科学アカデミー極東研究所政治研究・予測センター主任は「今後5年の経済・社会発展計画は、今年の両会の重点の一つだ。中国は感染対策、経済安定、グローバルガバナンスの推進、科学技術革新発展などの面で国際協力の強化を続けている。中国が世界とより多くの成功の経験を共有することに期待する」と述べた。
アルゼンチンのロサリオ国立大学中国・アルゼンチン研究チームのコーディネーターである国際関係専門家は「中国による経済・社会発展の新たな5カ年計画の策定と実施は、世界経済の回復及び成長に対して重要な意義を持つ」と述べた。
ボツワナ大学の歴史学博士は「世界経済の回復には中国が不可欠だ。サハラ以南アフリカ及びラテンアメリカなどの発展途上国は、中国経済が引き続き強靭性を維持し、ポストコロナ時代の世界経済の再建を促すことに期待している」と述べた。
エチオピアのコンサルティング会社のコンサルタントは「中国は世界2位の経済体で、中国の影響力の拡大が続いている。中国の両会は世界に対して重大な意義を持つ」と述べた。